コンドーム

その他

コンドームとは何か?

コンドームは避妊のためにバリアとして作用します。男性のコンドームと女性のコンドームがあります。

・男性用コンドーム
ペニスに装着する、通常はラテックス製(ゴムの一種)の製品です。
・女性用コンドーム
両端に柔軟なリングを備えたポリウレタン製の製品です。一方の端部を閉じ、膣に挿入します。もう一方は開いており、リングは膣の開口の外側に位置します。
(※参考画像:https://blogs.yahoo.co.jp/rikisandiego/17739896.html)

男性のコンドームは、「ゴム」呼ばれることもあり、はるかに一般的に使用されています。

どのような効果がある?

コンドームは、精液が膣に入るのを防ぐことによって機能します。男性のコンドームは、勃起時(そして性的接触の前に)男のペニスにかぶせます。コンドームの先端をつかんで、最後に余分なスペースを残しながら、ペニスの根元まで広げます。このことで精液を出すのためのスペースを作り、コンドームが破れる可能性を低くします。

男性が射精した後、膣から引き出すときにペニスの根元をしっかりもちながら、コンドームをつけたまま抜く必要があります。ペニスが柔らかくなると、コンドームが滑り落ちるこことで、精子は膣に入る可能性があります。

女性用のコンドーム

女性用のコンドームは、片方の端がふさがっているリングを使用して、膣に挿入します。もう片方のリングが入り口に鳴っています。次にコンドームが膣の表面を覆い、精子と子宮頸部との間に障壁を作ります。女性のコンドームは、性交前に最大8時間まで挿入しておくことができます。セックス直後にはずす必要があります。

男性と女性のコンドームを同時に使用すると、絡まりあったり、、性交中に片方が滑り落ちたりして効果がなくなるため控えましょう。

コンドームの注意

一旦コンドームが使用されると、再使用することはできません。セックスするたびに新しいコンドームを使用する必要があります。妊娠や性感染症(STD)を予防するために、セックスをするたびに、最初から最後まで、しっかりと使用する必要があります。鉱物油、石油ゼリー、ベビーオイルなどの油性潤滑剤は、ゴムを分解する可能性があるため、コンドームと一緒に使用しないでください。使用済みのコンドームは、トイレの下ではなく、ごみ箱に捨てましょう。

コンドームをパッケージから出したときに、乾燥したり、べたついていない、または有効期限を過ぎている場合は、そのコンドームを捨てて新しいものを使用してください。問題がある場合に備えて、いくつかのコンドームを用意しておくことをお勧めします。使用していないコンドームは、涼しく乾燥した場所に保管するのが最善です。

どのように作用する?

1年のうちに、避妊のために男性のコンドームだけに頼っているような、典型的な100人のカップルのうち18人が妊娠を経験しています。女性のコンドームの使用は少し信頼性が低く、100人のカップルのうち21人が意図しない妊娠をするでしょう。

もちろん、これらは平均的な数字であり、妊娠する確率は、セックスのたびに、に正しくコンドームを使用しているかどうかによって決まります。

コンドームが「失敗する」という最も一般的な理由は、正しく使用しないことにあります。正しく使っていても、性交中にコンドームが破れたり、滑ってはずれたりする可能性があります。コンドームは、爪やピアスなどでも損傷を受ける可能性があります。

コンドームと一緒に殺精子剤を使用すると、妊娠を予防する上で。より効果的だといえるでしょう。ただし、殺精子薬はHIVなどの性感染症を予防する効果はありません。

一般的に、各タイプの避妊法がどれだけうまく機能するかは、多くの要因によって異なります。 1つの要因としては、選択した方法が気軽にできるものか、また、いつも正しく使用するかどうか、ということです。

性感染症からの保護

ほとんどの男性用コンドームはラテックス製です。ラムスキン製のものは、性感染症に対する保護効果がが少ないため、ラテックス製のものをお勧めします。ラテックスにアレルギーがある人は、ポリウレタン製を使用する事ができます。

適切に使用される場合、ラテックスおよびポリウレタンコンドームは、ほとんどのSTDに対して有効である。コンドームは、コンドーム(陰茎または陰嚢の基部など)で覆われていない皮膚の傷跡から広がる感染から保護しません。セックスをしている人には、別の避妊方法を使用している場合でも、常に性感染症の予防はすべきです。

禁欲(性行為をしない)は妊娠と性感染症を常に予防する唯一の方法です。

考えられる副作用

ほとんどの男性と女性は、コンドームを使用しても問題ありません。コンドームの使用による考えられる副作用に以下の通りです。

・ラテックス製のコンドームへのアレルギー
・殺精子剤や潤滑剤をコンドームと一緒に使用した際の、ペニスや腟への刺激

コンドームを使用する人

セックスの前に、毎回しっかりとコンドームを装着し、責任を持って正しく使えるカップルと、性感染症を予防したい人は、コンドームを使用すべきでしょう。

コンドームは現在、男性のための唯一の避妊法であるため、男性が、避妊と性感染症からの保護に関して、責任を負うことになります。またコンドームは、避妊にお金をあまり費やしたくない人にとっても良い選択肢でしょう。

コンドームの入手方法

コンドームは処方箋なしで入手でき、ドラッグストア、スーパーマーケット、自動販売機で販売されていますコンドームには、さまざまなサイズ、素材、色があります。

関連記事一覧