強迫性障害

診断

強迫性障害と類似の症状を有するほかの問題もあるため、決定的な診断をすることは必ずしも容易ではありません。したがって、信頼できる診断を得るために、医師または心理療法士に診察してもらうことが重要です。最初のステップは、強迫観念をどのように感じ、どのような強迫的行動をするか見出すことです。医師またはセラピストは、以下の質問をすることがあります。

・特定の思考やイメージが、あなたが頭の中から閉め出そうとしても思い浮かんできてしまうことがありますか。
・これらの思考や行為は無意味であったり、誇張されたものですか。
・これらの思考を頭から取り除くために何をしますか。
・やりたくなくても、何かを何度もやり直す必要があると感じてしまうことがありますか。

強迫性障害と診断されるためには、少なくとも2週間、ほとんどの日に強迫観念や強迫的衝動を持たなければならないし、日常生活に顕著な影響を与えられてなければなりません。時には強迫性障害は、常に自分自身を洗わなくてはならないと感じた場合、肌が非常に乾燥するといった、身体的症状を引き起こすこともあります。

診断には、同様の症状を有する他の問題または状態を考慮することも含まれます。常に全てを心配しすぎる人の場合、不安症が拡大した可能性があります。行き過ぎた細菌への恐怖が、強迫的な選択の背後にある場合、その人に恐怖症があるということの兆候かもしれません。

同時にいくつかの心理的な問題や障害がある可能性があります。強迫性障害の人の多くはうつ病も患っています。