パニック障害の診断

パニック障害を持つ人は皆、パニック発作を経験します。
しかし、パニック発作を起こした人が皆、パニック障害と診断されるわけではありません。

パニック発作

特定の状況に応じてパニック発作を起こす人もいます。例えば、密閉空間に直面したときにパニック発作を起こす、閉所恐怖症などです。

恐怖を経験するほとんどの人々は、恐怖を引き起こすものに直面したときにのみ、パニック発作を経験しますが、パニック障害を有する人々のパニック発作は、通常、警告なしで明らかな理由がありません。

このことは、パニック障害は、再発性の予期せぬパニック発作を経験した後、少なくとも1ヶ月の継続的な心配が続き、さらなる発作が懸念される場合にのみ診断されることを意味します。

医師に話す

医師は、あなたが経験している症状を説明するよう求めるでしょう。また、あなたの症状がどのくらいの頻度で発生しているか、どのような状況で起きているかを尋ねます。

あなたの気持ちや気分があなたにどのような影響を与えたのかをGPに伝えることは重要です。

あなたの気持ちや感情や人生について他の人と話すのは難しいこともありますが、心配したり恥ずかしいと思わないようにしてください。

あなたの医師は、正しい診断を行い、あなたに最も適切な治療法を推奨するために、症状をよく理解する必要があります。

身体検査

また医師は、症状の原因となる能性のある、疾患の徴候を探すために、身体検査を実施することがあります。

例えば、過活動甲状腺（甲状腺機能亢進症）は、時々パニック発作と同様の症状を引き起こすことがある。

根底にある病状を除外することにより、医師はは正しい診断を行うことができます。