閉経期年齢は、関節リウマチのリスクを高める可能性がある

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早期閉経の女性は、重度の関節リウマチを発症するリスクが低いと、新しい研究は提唱します。

研究者は、関節リウマチを患っている134人の女性を研究し、早期閉経(45歳になる前)の人は、重度の関節炎を患う可能性が通常/遅発閉経の人の半分(16%vs35%)であり、どちらかというと軽度/普通の関節炎を患う可能性が高い(58%vs20%)ということがわかりました。

経口避妊薬の使用や授乳の経験は、関節リウマチの重度とは関係がないということに、著者らは気がつきました。

関節炎と閉経

関節リウマチは、男性よりも女性によく見られる慢性の自己免疫疾患です。この病気は、関節の組織、時には臓器を襲い、腫れや炎症、発熱、疲労を引き起こします。関節炎財団によると、たいていは30~60歳の間に発症しますが、他の年齢でも起こり得るようです。

「ホルモンが関節リウマチに影響を与えるかもしれないということは既にわかっていますが、閉経期年齢が関節リウマチの重度に与える影響について調べている研究に出会ったのは、これが初めてでした」と、スウェーデンにあるSkane University HospitalのDr. Mitra Pikwer主執筆者は、プレスリリースで言いました。

「これは、ホルモンがこの病気の発症に与える影響を理解しやすくすることだけでなく、患者の長期予後を予測する上でも大きな助けになり得る、重大な発見です」と、Pikwerは付け足しました。

この研究は医学学会で発表されたため、論文審査のある専門誌で出版されるまでは、データと結論は仮のものとして扱われるべきです。また、この研究は、因果関係ではなく、早期閉経と関節リウマチの重度の関連性しか発見していません。

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