ジムでの尿漏れ

その他

ランニングマシンで汗を流していたり、エアロバイクを漕いでいたりする時、ふと尿漏れが起きる。このような経験はありませんか?尿漏れは、自分の年齢に関係なく起きます。出産後に始まる場合や、スポーツでの怪我の影響で起こる場合が多いです。男性の中には前立腺の手術を受けた後に問題を抱える人もいます。

テネシー州ナッシュビルにあるVanderbilt Continence Centerの局長で泌尿器科医のRoger Dmochowski医師は、「残念なことに、尿漏れ持ちの人は、たとえ自分が楽しんでいるものでも、激しい有酸素運動などはやめてしまうのです」と言います。

「尿漏れの問題点は、量が様々で、予測が付かないことです。一度は少量でも、次のは大量だったりするのです。これが人をイライラさせるのです」と彼は言います。

尿漏れへの対処

とにかく黒を着ましょう。尿漏れ持ちの人、特に尿漏れパッドを着用する必要のある人には、暗い色で、緩めのトレーニングウェアが最適です。

飲み物に注意しましょう。ソーダ、コーヒー、お茶などのカフェイン飲料を運動前に飲むのは避けましょう。カフェインが利尿薬として働き、尿漏れを引き起こします。ただ、運動をする際には水分補給をすることも大事なので、きちんと水を飲みましょう。

辛い食べ物は避けましょう。メキシコ料理や中華料理は膀胱を刺激し、尿漏れを悪化させ、切迫性尿失禁になることがあります。クランベリージュースやオレンジジュース、その他の柑橘系の飲料などの酸の多い食べ物も、炎症を起こし尿漏れの問題を悪化させます。これらの食べ物はなるべく摂らないようにして、その分野菜などの、刺激が少なく繊維の豊富な食べ物を摂りましょう。

ケーゲル体操が有効です。ケーゲル体操という、膀胱を制御する筋肉を強化する運動をすることで、尿漏れの問題を改善させることができます。特にケーゲル体操は、妊娠してからなることが多い腹圧性尿失禁を和らげるのに役立ちます。ケーゲル体操では、おしっこを我慢する時に使う筋肉を収縮させます。三秒間収縮を保って、力を抜きます。これを8~10回、1週間に3セット以上やりましょう。3、4ヵ月続けても効果が無いようなら、医師のもとに行き、体操を正しくできているか理学療法士に診てもらいましょう。

時間の調整をしましょう。尿漏れ持ちの人は、膀胱を鍛えることでトイレに行く間隔を広げることができます。2~4時間毎に、計画的にトイレに行きましょう。膀胱ではなく、時計に基づいて動けるようになります。これにより、急な尿意や尿漏れを防ぐことができます。

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