妊娠中の痔

症状

痔とは、直腸の静脈が腫れることで、痒み、ヒリヒリとした痛み、疼痛、もしくは出血を引き起こします。妊娠中、特に妊娠後期で発症する人が多いです。出血したり、痛みがひどい場合は医師に相談した方が良いでしょう。

排便時に力むと、静脈の腫れに繋がるので、便秘の場合、痔を患う可能性が高いです。また、成長し続ける胎内の赤ちゃんが子宮の裏側にある大静脈を圧迫します。

通常、痔は赤ちゃんが産まれたらすぐに治ります。

圧力を緩和する

下半身の静脈に圧力をかけることになるので、長時間立ったままや、座ったままでいることは避けましょう。座らなけらばならない場合は、毎時間立ち上がって動き回る時間を数分設けましょう。

便秘を防ぐ

食物繊維が多く含まれる食物を食べましょう。全粒粉パンやシリアル、果物、野菜、豆等が食物繊維を多く含んでいます。

十分に水を摂取しましょう。コップ一杯のプルーンジュースも効果的です。

医師の承認を受けた上で、毎日でないにしても、30分間の運動を行うようにしましょう。

刺激を緩和する

痛みを緩和するために、数センチの深さに張ったお湯に一日何回か臀部を浸しましょう。

腫れを抑えるために、10分間氷嚢か冷たい湿布を当てることを、一日最大4回まで行いましょう。

もしトイレットペーパーを使うことに不快感を覚えるようでしたら、無臭で、アルコールの入っていないウェットティッシュを使いましょう。

医師と相談のうえ、市販の鎮痛剤、便軟化剤、痔の塗り薬を服用しましょう。

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