うつ病

リスク要因

アメリカでは、うつ病はもっとも代表的な精神疾患のひとつです。現在の研究では、うつ病は遺伝的、生物学的、環境的、心理的要因から発症するということが示されています。

うつ病は何歳であっても起こり得ますが、大人になってからうつ病になることがしばしばあるようです。うつ病は現在、子どもや思春期の少年少女も患うということが認識されており、気分の落ち込みというよりも、目立ったイライラ感が確認されることもときどきあるそうです。大人の慢性的な落ち込みや不安障害の多くは、子どものころの大きな不安から始まります。

うつ病は、特に中年以上になると、糖尿病、がん、心臓病、パーキンソン病のような深刻な病気を併発する可能性があります。こうした病気はうつ病になっていると悪化することがよくあります。こうした体の病気を治療するために服用する薬が副作用としてうつ病を引き起こしてしまうおそれがあります。これらの複雑な病気を治療した経験がある医師は最善の治療方針を打ち立てることができるでしょう。

リスク要因には以下のものが含まれます。

・うつ病になったことがある、あるいは、家族にうつ病になったことのある人がいる。
・生活が大きく変化した、トラウマがある、ストレスがたまっている。
・特定の病気にかかっていて、薬を服用している。