ウチワサボテン

ウチワサボテンの実は、サボテン科の果実で、コレステロール値の上昇や糖尿病を治療するために南米およびメキシコで伝統的に使用されてきました。過去に行われた数少ない研究によると、ウチワサボテンには治療効果があるかもしれません。ただ、予防効果はないようです。

概要

ウチワサボテンの実は、南米およびメキシコ、スペインでよく使用されているサボテン科の食用植物です。

糖尿病や血中コレステロール値の上昇に対してウチワサボテンが使用されると効果が現れます。しかし、この効果は治療効果であり、予防する作用はありません。健康な人がウチワサボテンを摂取しても糖尿病患者と同じようには効果が上がらないので、ウチワサボテンを予防的に使用することは見当違いだということになります。

基礎知識

注意事項
・ウチワサボテンのサプリメントに含まれる用量では、摂取量として不十分であることが考えられます。なぜなら、諸研究の中では、フルーツを「グラム」単位で計量した上で効果を検証していたからです。サプリメントのカプセルに1ミリグラムしか入っていなかったら、さまざまな症状を改善するには少なすぎます。
・ウチワサボテンの摂取は、服用する人が健康な状態なのか、それとも、糖尿病あるいは高脂質血症になっているのかによってまったく異なる効果を発揮します。

服用方法

推奨されているウチワサボテンの用量は普通200グラム以上です。しかし現時点では、この用量が最適なのかどうかは不確かです。