ポリコサノール

その他

ポリコサノールはキューバのサトウキビからとれる油の混合物です。コレステロールを下げる薬として売られており、この点においてはキューバから発表されたいくつかの研究で潜在力が示されています。しかし、他の研究によってこのような特性が批判されているため、まだ議論の余地があります。

概要

ポリコサノールは、キューバのサトウキビの光沢のある皮から抽出した親油性の混合物を指すために使われる単語です。高コレステロール値を治療するために頻繁に使われており、いくつかの研究では、スタチン療法に匹敵するほどの潜在力があると主張されています。問題になっている研究は全てキューバで行われたものであり、キューバを除いた全ての研究を集合的に見ると、キューバでは100%だった成功率が臨床試験においてはおよそ14%しかありません。キューバから広められたポリコサノールと結び付けられた文献における重大な分裂のために、科学文献は出版バイアスに苦しめられているというのがもっともらしく思われます。

キューバ以外で行われた研究でもキューバで行われた研究でも、同様の参加者、同様の用量を使用しており、正確に同じサトウキビ源を使っているものもありました。唯一の違いは食事計画表でしたが、いくつかの証拠によってこれが違いが現れた理由だと考えることがもっともらしいということが示唆されています。

現段階では、出版バイアスと導入期の食事介入が、どちらも違いを生み出していたと説明することが妥当です。これは混乱することです。なぜなら後者はポリコサノールがスタチン療法と同じくらい効果的であるということを示している一方で、前者はポリコサノールが気休めの薬に過ぎないということを示しているからです。白か黒かがはっきりしている問題であるものの、そこには多少のグレーゾーンがあるというわけです。

しかしながら、研究や状況のソースが何であれ、ポリコサノールを使用することはとても安全であると考えられます。キューバの研究でもそれ以外の研究でも、人間が介入した際の副作用は全く報告されていませんし、動物実験において露骨な過剰服用を行っても、毒性は働いていませんでした。

基礎知識

○混同注意
オクタコサノール(主成分)

○注意事項
・研究は出版バイアスに苦しめられているかもしれませんが、これは確実なことではありません。

摂取方法

ポリコサノールサプリメントの標準的な摂取量は5~10mgを1日に2回摂取する(1日の合計は10~20mg)というものですが、このサプリメントに関する研究状況のために、この摂取量の範囲でポリコサノールが生物活性化するかどうかは確かではありません。

ポリコサノールについての編集者のコメント

心臓病に関しては、2つのもっともらしい仮説がありますが私は今のところどちらの説も信用できません。どちらにもキューバから広がった陰謀が科学文献に広がっているか、食事の導入とコントロールが欠乏しているために、他の場所での復元が行われていません。現時点で何が原因かを決めるというのは難しいことです。

少なくともポリコサノールには全く害がありません。

―Kurtis Frank

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