アルコールや薬の離脱症状

症状

離脱症状とは、何かの物質(アルコールや処方箋の薬、違法薬物など)に依存している中で、その物質の摂取を急に止めたり、大幅に摂取量を減らしたりすることで起こる身体的問題と感情のことをいいます。

離脱症状は、物質を過剰摂取してきた人がその摂取を急に止めて、血中・組織中のアルコールや薬物の量が減少することで起こります。離脱症候群は、飲酒量や薬物摂取量を長期間にわたって減少させたり止めたりすることで起こる一連の症状のことです。

アルコール

アルコールの離脱症状は、飲酒を止めてから4時間から12時間後に始まり、数日間続くことがあります。この症状は軽度なものから生命が脅かされるものまでさまざまです。

軽度な離脱症状

・心配感の強まり
・吐き気または嘔吐
・震え
・発汗
・少し攻撃的な気持ちが出てくる

重度な離脱症状

・激しく混乱している、興奮状態にある
・存在しないものが体に付いていると感じる
・そこに無いものが見えたり、聞こえたりする
・激しい震え

生命を脅かす離脱症状はせん妄と呼ばれています。せん妄の症状には、上記のほか、発作があります。治療されなければ、死に至るおそれもあります。

処方箋の薬と違法薬物

処方箋の薬であれ、違法薬物であれ、離脱症状は薬の組み合わせに左右されます。代表的な離脱症状を挙げると、

・腹痛
・吐き気または嘔吐
・ずぶ濡れになるほどの発汗
・神経過敏および震え
・発作
・死亡

アルコールや薬に依存していて、離脱症状を体験しているなら、症状を和らげるために医師の診察を受けに行く必要があるかもしれません。

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