大人のいびき

その他

いびきは、睡眠中に起こる、大きく、耳障りで、不快な呼吸音です。いびきは、大人によく起こります。

大きく、頻繁にいびきをかくと、あなた自身も、また、あなたの隣で寝る人も、十分に眠るのが難しくなります。いびきが、睡眠時無呼吸と呼ばれる睡眠障害のサインとなる時もあります。

原因

寝ている時、気道の筋肉は緩み、舌は口に逆戻りします。鼻や口での空気の流れが妨げられる時に、いびきが起こります。呼吸する時に、気道の壁が振動し、いびきの音が発生します。

いびきを引き起こす要因には以下のようなものがあります。
・太り過ぎ。首の余分な組織が、気道に圧力を加えます。
・妊娠の最終月の組織の膨張
・湾曲した鼻中隔(鼻の穴の間の骨の壁と軟骨)
・鼻の穴の腫瘍(鼻ポリープ)
・風邪やアレルギーによる鼻詰まり
・口の上部(軟口蓋)や、口の後ろにぶら下がる組織の一部(口蓋垂)の腫れ。これらの場所が、通常より長い場合があります。
・気道を塞ぐ、咽頭へんとう腺やへんとう腺の腫れ。これは、子どものいびきの主な原因です。
・根本が広い舌や、小さい口に長い舌
・筋肉の緊張低下。加齢や、睡眠剤、抗ヒスタミン薬の使用、寝しなのアルコールによって引き起こされます。

いびきは、睡眠時無呼吸と呼ばれる、睡眠障害のサインとなることがあります。

・これは、寝ている間に、10秒以上、完全にまたは一時的に、呼吸が止まる時に起こります。
・その後、再び呼吸が始まる時に、突然鼻息が荒くなったり、息切れをしたりします。この間、知らないうちに、起きています。
・それから、またいびきが始まります。
・通常、このサイクルが夜に何度も起こるため、深く眠るのが難しくなります。

睡眠時無呼吸は、特に、一緒に寝る人が、よく眠れなくなります。

ホームケア

いびきを減らすのに役立つ事には、以下のようなものがあります。

・就寝時に眠くなるアルコールや医薬品を避けましょう。
・仰向けに寝るのではなく、横向きに寝るようにしましょう。ゴルフボールまたはテニスボールをパジャマの背中の部分に縫い付けましょう。寝返りを打った時に、ボールの圧力が、横向きのままで寝る助けになります。そして、徐々に、横向きに寝ることが習慣になるでしょう。
・太り過ぎの場合は、体重を減らしましょう。
・処方箋のいらない、薬を使わない鼻の穴を広げるのに役立つ、鼻孔テープを試しましょう。しかし、これは無呼吸睡眠の治療ではありません。

医療供給者が、呼吸装置を出した場合は、定期的に使用しましょう。アレルギー症状の治療の際には、供給者の助言に従いましょう。

医者に相談したほうが良い時

以下のような場合は、医療供給者に相談しましょう。
・注意力、集中力、記憶力に問題がある時
・朝、起床して、疲れが取れた感じがしない時
・日中にひどくだるい時
・朝の頭痛
・体重の増加
・いびきのセルフケアを試みたが、効果がなかった時

夜に無呼吸が起きた時も、医療提供者に相談するようにしましょう。大きないびきをかいている時や、息が詰まり、あえぎのような音がする時は、あなたのパートナーが教えてくれるでしょう。

症状やいびきの原因によっては、睡眠の専門家に紹介されることがあります。

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